200g小型コーヒーロースターの開発。
コーヒーというものは当たり前のように生活の一部になっています。
店頭でコーヒー焙煎豆を購入して、自宅でコーヒーを淹れて飲む。ということも
ごく当たり前になってきている今、
ご自分でコーヒーの生豆購入し、手網焙煎等で自ら焙煎される方もとても増えています。
自分好みのコーヒー、スペシャルティコーヒーといった良質のコーヒーが
手軽に購入出来るようになった今、ご家庭でも本格的な焙煎が出来、
適正な焙煎でおいしいコーヒーを飲んでいただきたい、
そんな気持ちの中、長い年月の中で培ってきた焙煎機メーカーの技術を一身に注ぎ、
200g小型コーヒーロースターの開発が始まりました。
あなたのコーヒー世界が『DISCOVERY』から広がります!
上位機種の従来の性能にプラス、新たに開発された技術を詰め込んだ高性能本格小型コーヒーロースター『DISCOVERY』。
あなたのコーヒースタイルの生涯のパートナーになれればと思います。
200g小型コーヒーロースターの道のり。
●プロジェクトチーム結成!
200g小型コーヒーロースター開発にあたり、まずプロジェクトチームが結成!
各部門から新商品開発メンバーを募り、
各部門のから見た新型ロースターの意見、構想をまとめることから入りました。
特に営業部門と焙煎担当の意見を出来るだけ集め、<焙煎能力><デザイン><機能性>など
「新型ロースターに要求される物とは何か?」を基本に、
設計部門と製造部門が機械構造を考えることから『DISCOVERY』はスタートしました。
●シリンダーの試作が完成!

200g(煎り上がり)シリンダーの開発にあたりまず、容積計算し大きさを選定しました。
シリンダーの外形が決ったところでシリンダーのハネの形状を検討しました。
シリンダーのハネは撹拌とスムーズな排出が要求される重要なパーツです。
ハネの選択には、実際にテスト機を製作しシリンダーにハネを取付け、
撹拌状態、排出状態、シリンダーの回転数をテストしていく地道で根気のいる作業です。
シリンダーが小さいためシンプルなハネでないとハネ自体が撹拌の妨げになります。
ハネの角度と高さも関係している為に時間をかけ、じっくり検討しました。
●焙煎を行うためのテスト機を製作!
様々なテストを行う為に、全ての能力において簡単に調整できるものでバーナーの火力と
排気能力とシリンダーの回転速度を変えながら、豆の煎り具合、ムラ等をテストしていきます。
●様々なデータが揃ったところで外観を整えた試作2号機を製作!
形や性能、耐久性を社内で検討する為のロースターになります。
外観、塗装、使用感、焙煎、耐久性、安全装置を含め意見を求めました。
個々にロースターの固定観念があり、様々な意見がありました。
特にもっとコンパクトにとの意見が多く、社外の方々の意見も取り入れながら
伝統のスタイルを残しながらも今までとは違うデザインを考えました。
工業デザイナーがデザインを担当。
(サイクロン形状をフジローヤルスタイルと排気ダンパーの追加等。)
焙煎を担当している方々と営業部門の意見が多く、細部に渡りチェックし
改良、改善点を検討しました。特に焙煎中の使用感、体を動かすことなく操作できるようにとの要望。
耐久性に関しては特に問題なし!(フジローヤルは丈夫と評判のまま。)
安全装置は上位機種FUJIROYAL3kgロースターと同等の安全回路をとの意見がで、
ロースターはコンパクトでも制御は同等ということは、同じ制御パーツが必要になります。
小さな空間に温度計調節器、ガス電磁弁、制御パーツ等を出来るだけコンパクトなものを選定しました。
●試作2号機の意見を元により、コンパクトで操作性の良い試作3号機の製作!
試作3号機は実際に販売する完成品と同等の能力が求められます。
焙煎能力は問題なし!冷却はより早く!
サイクロンはより能力アップ!(形状はフジローヤルスタイル)でメンテナンスの容易なタイプ。
排気ダンパーも正面に配置し動作感も操作性もアップ!
サンプルスプーンを正面から操作側に角度をとり操作性良好。
ガス安全装置の見直しで点火装置をダイレクト着火に変更しコンパクト化に成功!
ロースター本体の長さを短くしデザイン性を高める。
以上の点をクリアし試作機が完成しました!
◆『高カロリーバーナーと大風力による最適な熱効率による短時間焙煎。』
―操作性、視認性に優れたスタイル。

超小型コーヒーロースターにも関わらず、大風量仕様となっています。
8分を切る短時間焙煎でも、豆の芯までしっかり焼き上げます。
短時間焙煎時の早い温度上昇にも対応出来るよう、
しっかりと焙煎に集中出来る操作部に仕上げました。
もちろん通常の焙煎から長時間焙煎まで、自由度が高い仕様になっています。
―連続焙煎OK単独排気。
煎り上がり200gと超小型ながら当社上位機種装備の単独排気ファンを標準装備しました。
単独排気システムのメリットは単に連続焙煎が可能というだけではなく
排気ライン直結により高レスポンスの排気調整が可能になります。
水分含有量の多い豆や標高の高い硬い豆など、様々なコーヒーの焙煎時に高カロリーバーナーと相まって絶大なパワー&レスポンスを発揮!
スペシャルティコーヒーの焙煎時に強力なサポートをお約束します!
◆ここがすごい!『新開発の半熱風シリンダー。』
新開発した半熱風シリンダーは、当社従来品に比べ軽量化に成功!
そのことにより、シリンダー後部の軸一点の「片軸受け」タイプになっています。
シリンダー前部がシンプル構造になったことによりスペースが出来、焙煎時の豆の攪拌性能が上がり、とてもきれいに煎り上がります。
またシリンダーの最適な肉厚と大風量の熱風により、最高の熱効率を実現しました。
写真ではシリンダーの外側部分が青く変色しています。この変色は最高の熱効率を意味します。
◆『こだわりの伝統的なクラシックスタイル。』

フジローヤルブランドとして55年の歩みの中、強くて壊れにくい、
安心できるマシンとして、伝統的な日本ブランドとしてのスタイルを踏襲しつつ細部の質感の向上と高い安全性を実現しました。
(フジローヤルの原点である東京目黒の富士珈琲機械製作所製の焙煎機
『通称メグロ』がマイナーチェンジを繰り返し現在に至ります。)
外観仕様についてはまだまだ開発段階ですが、
伝統的なクラシックスタイルの様々な部分に曲線を加え、
全体のイメージに柔らかさを持たせるようにしました。
部分部分にゴールド色を加えることによって高級感を持たせています。
◆『排気ダンパー標準装備。』
5段階の調節が可能な排気ダンパーの排気調節システムの標準装備により、思い通りの焙煎が可能になり、焙煎による個性が出しやすくなりました。
◆『すばやい冷却機能と自動排出機能。』
強力なファンにより素早く豆を冷やし、焙煎の進行を止めます。
約3分で完全に焙煎豆を冷却し、攪拌ハネの回転により自動で焙煎豆を受けボックスへと排出します。簡単で使いやすい排出レバー付。
◆『微調整バルブと高性能ガス圧計を搭載。』
手に馴染みやすく使いやすい器具を選出し、使用しました。
◆『小数点表示による詳細な温度変化を管理。』
小数点による温度表示で少しの温度変化も見逃しません!
◆『温度確認ブザー搭載。』
お好みの温度になればブザーが合図をしてくれ、余熱時や焙煎時にとても役立ちます。
そして遂に・・・
「COFFEE DISCOVERY」が完成しました!
焙煎量200gと超小型ながら自家焙煎店で使用されている
本格コーヒーロースターの機能をすべて備えた本格的な焙煎機です。
みなさんのコーヒーの世界をきっと広げてくれるでしょう!